【破産/Q26】 スマホゲームで課金しすぎてしまった場合でも自己破産できますか?
スマホゲームで課金しすぎてしまった場合でも自己破産できますか?
スマホゲームへの課金が原因で経済的に破綻した場合は、
免責が認められない可能性があります。
なぜなら、破産法では、「浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって
著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担した」
ことは免責不許可事由とされているためです。
しかし、自己破産の原因の一つが浪費やギャンブル性の高い行為であったとしても、
絶対に免責許可決定が出ないというわけではありません。
生活費の不足部分などを借入れたり、金利が高いことにより、返済金の捻出のために
借り入れを繰り返し借金が膨らんでしまった等、
他の原因が複合的に合わさって支払い不能になっていることもあるからです。
裁判所は、収入や資産の額、生活状況、その他の負債の状況から総合的に判断し、
免責許可決定を出すことができます。
自己破産に至ったことへの反省や、家計の収支の改善を行い、
経済的更生への意欲を示すことができれば、
免責許可決定を受けられる可能性があります。