昨年度から静岡県司法書士会では12部会ができ、
新しい分野の研究と実践をおこなっております。
その中の一つ。
創業支援のグループにて勉強会が開催されました
中小企業診断士の玉置久倫さんが講師です
司法書士と起業家とのかかわりとなると、
会社設立登記のご相談が多いかと思いますが、
「創業支援」って実はもっともっと手前の段階から
行わなくてはいけないもの。
アイデアの種植えよりももっと前
アイデアを種にするところから接して、
種になったものを植えて、芽吹いて、
双葉になって、育てて、収穫する。
そしてそれが毎年継続して行えるようになるまでを
伴走しながら支援し続けるのが「創業支援」
なのだと改めて感じました。
法人化ってもう実を収穫する段階のものなのかも
しれないなぁ~
昨日の勉強会の中で
チームリーダーの西村やすこ先輩の
「司法書士側から支援メニューを考えるのではなく
ニーズの中からできることを見つけていく視点が大事」
「話を聴く、整理をする、ことが大事」
という指摘も共感しました。
今や会社設立のフリーソフトがネット上にアップされ
誰でも簡単に利用できてしまう時代
法情報の提供や、法判断を求められる場合もあるけども、
それよりもむしろ、専門家には安心や背中を押して
もらえる言葉を求めているのかもしれません。
こちらの固定概念で「これがよかろう」と考えて提供する
のではなく、相手のニーズを敏感に感じ取り、
相手に合わせて提供の仕方を変えていく柔軟性を
もちたいですね