所長|芝知美 ブログ

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  • まさか私が・・!

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    オレオレ詐欺や架空請求詐欺、
    還付金詐欺等、特殊詐欺といわれる類型での
    昨年、静岡県内での被害総額、
    いくらか知ってますか?

     

     

    約7億円!!
     
     
     

    報道もされ、注意喚起もいろいろなところがしているのに
    どうして減らないのでしょう??

     

    それは「まさか、私が・・・」と
    私だけは被害に合わないであろうと
    根拠のない自信を持っているからです
     

    先日、静岡県司法書士会主催で
    特殊詐欺対策シンポジウムが開催されました
    心理学科教授の講演からはじまり、
    警察、消費生活センター、金融機関、
    マスコミ、司法書士のリレー報告が行われました。
     
     

    特殊詐欺を行う人(仕組みを考えるトップ)は、
    敵ながら天晴というかなんというか、
    ま~度胸もよければ、賢いし、法律にも詳しい
     

    「24時間365日人をだますことを考えている人たちに
    特殊詐欺報道を見ても数秒しか関心を寄せない一般の市民が
    かなうはずがない」
     

    とコメントにありましたが、
    まさにその通り。
     

    対抗するためには、個々の力を終結して
    横の連携でふせいでいくしかありません。
     

    「私は被害に合わない」

     

    のではなく、

     

    「私も被害に合う」前提で、うまい話には要注意です

     

     

  • 冷めた夫婦になりきる

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    久々にメディエーション研究会に参加し、
    これまた久々に当事者役を演じました。
     
    題材は離婚をする夫婦
     
    ロールプレイを行って、当事者の気持ちを疑似体験したり、
    調停人の育成を行っています
     
     
    やー昨日はね、なり切っちゃったね
     
     
    過去のことや感情面の質問をたずねてきてくれた
    調停人さんに「離婚は決定しているのだから
    過去のことは話し合いたくないし、意味がない」
    と言い放ち、(私が)感情的なものを一切排除した調停に
    なってしまいました。
     
    通常は感情の揺れ動きがあり、そこに寄り添うことで
    当事者が解決を見つける手助けをしていくことが
    多いけども、やはり距離感を保つことではなく、
    距離感をいかにあけて関わらないようにしていくかを
    考える調停では、当事者の気持ちも全く違うものに
    なるのだなぁと発見しました
     
     
    調停人役のKさんの声がだんだん小さくなってしまい、
    ああ怖がっている・・・とわかっていても
    止められなかったね。
    ごめんね、Kさん。
     
    次は遺産分割でもめている兄弟を題材に
    行ってみようと思います

     

  • あれから5年

    3月に入ると、近くなった春がまるで逃げてしまったかのように
    寒い日が続きます。
    5年前のあの日も、とても寒い日でした。
     
     
    自分にできることは何かを、必死に考えながら、
    救援物資を車いっぱいに詰め込んで、
    仲間と被災地に向かいました。
    あの日から5年
     
     
    5年経った今、何の役にも立てていない自分が
    申し訳なくて、
    何といったらいいのかわかりません。
    3月11日は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
     
    仮設住宅で生活しているみなさんや
    多くの困難に立ち向かっている人たちが
    まだまだ多くいるのに
    今の私は何もできずにいます。
     
    あの日を忘れないこと
     
    少しでもできることを継続すること
     
    あの日と同じように
     
    自分にできることは何か
     
    考えて、行動したいと思います。

     

  • 配属研修、始まりました

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    当法人の気遣い男子・渡辺司法書士より
    少し早目のホワイトデー、いただきました
     
    食べてみたかったチョコだー。嬉しいなぁ
     
    さて、本日より司法書士配属研修、始まりました
     
    今年合格した司法書士資格者を一定期間(6週間)
    お預かりする研修です
     
    当法人は女性の司法書士有資格者さんを1名、
    お預かりしました。
    ま、彼女、県内最大手の某司法書士事務所に就職が
    決まってますけど
    配属研修は、就職先ではない司法書士事務所に
    配属するのが決まりらしいです。
     
     
    事務所に預かるということは
    うちのノウハウや様々なことを教えてるということ。
     
    ある意味では同業ライバルの方であるわけで
    あれこれ教えたくないっと考える方もいるわけです。
     
    でも若手が育たないと司法書士という制度が育たない
    ということは自分たちの業界自体の成長が止まる
    ことにつながっていきます。
    肝っ玉が小さいことを言わずに、
    ノウハウもあれこれも提供して
    後進を育てていかねば
     
    自分が見守る立場になって改めて
    私も多くの先輩から暖かく見守られてきたことを
    感じる次第。
     
    感謝です
     
    6週間がんばりまーす。

     

     

  • 成年後見人が看取るということ

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    日本平ホテルから見える富士山
     
    今日の静岡はよく晴れて、春がすぐそこまでやってきています。
     
    春は新しい出会いの季節でもありますが
    別れの季節でもあります。
     
    「芽吹く」季節は何かを呼ぶのか、
    被後見人さんの具合が悪く、お一人は亡くなり、
    お一人は危篤状態が続いています。
     
    後見業務や、死後事務委任(亡くなった後の手続きを委任されること)を行っていると、人の死に直面する場面が
    どうしても増えていきます。
     
    後見人の仕事は法律行為と財産管理だから
    看取ることは後見人の仕事じゃない!
     
    というご意見もあろうかと思いますが
     
    人生の終盤に縁あってかかわりを持った方々が
    安心して旅だてるように看取るのも
    後見人の役目だと私は考えます。
     
    が、しかし。それには相当な覚悟が必要です。
     
    成年後見 医療行為の同意可能に
     
    現状、成年後見人に医療の同意権はありません。
    前々から同意権を付与するかどうかの議論が続いて
    いましたが、自民・公明党が成年後見人にも
    医療行為の同意を可能にする改正案を国会に
    提出する予定になっています。
     
    親族の方がいる場合には、(本人の意思が確認できないことを
    前提として)親族が同意するかどうか決め、延命治療に関して
    も親族が決めているのが現状ですが、
    後見人に同意権が付与されることになった場合、
    身寄りのない被後見人の場合には、
    後見人が決めていくことになります。
     
    重い・・・・。
     
    この重さに専門職後見人は耐えられるのであろうか。
     
     
    私も身寄りのない方の成年後見人に就任しているので
    いつかは来るその時の覚悟を決めておかなくてはなりません。

     

  • 認知症訴訟 最高裁でJR敗訴

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160301-00000081-jij-soci

    特に認知症の高齢者等を抱える家族、
    介護職、そして後見業務を担っている人々にとって
    注目度の高い裁判の判決が下りました。
     
     

    全文を早く見たいです。
     
     

    追記
    判決全文が公表されました。
    http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=85714

     

     

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