9月に入り、すっかり秋めいてきましたね。暑くもなく寒くもなく過ごしやすい日も増えてきました。短い秋を楽しみたいと思います。
さて、こんな相談が寄せられました。「友人にお金を貸したけれど帰ってこず、lineを送っても無視されるようになった」そうです。
1. 証拠書類があるのか
友人同士のお金の貸し借りの場合、借用書などの書類を交わしていないケースが多く、貸し借りの証拠がない場合も少なくありません。この際、友人が借りたことを認めてくれればいいのですが、借りた覚えがない等争われてしまうと証拠の有無がその後の手続きに大きく影響してくることになります。友人だったとしてもお金を貸す場合には、借用書などの書類を作成し、署名押印をもらうようにしましょう。一度に高額に貸すのではなく、数万円を数回にわたって貸している場合でもその都度借用書を交わすようにしましょう。
借用書など交わしていない場合には、line等のやり取りを保存し証拠を残しましょう。
次回に続く
代表司法書士 芝 知美