債務整理が携帯電話の利用に影響するかどうかは、端末機器代金や利用料金の未納の有無によります。
未納がない場合には、今までどおり使い続けることができます。
ただし以下の点に注意が必要です。
① 代金支払い方法をクレジットカード払いにしている場合には支払い方法を変更する
・債務整理をおこなうと、現在使用しているクレジットカードが使えなくなります。
そのため、そのままにしておくと利用料金の未納が発生することとなります。
② 新たな端末を分割払いで購入できなくなる
・債務整理をおこなうと、信用情報機関に記録されます。各携帯電話会社はその情報を参考に分割払いができる状態なのかを審査するため、審査に通らなくなります。
登録される期間は、5年から10年とされています。
未納がある場合には、自己破産と個人再生をおこなうと携帯電話の契約を解除される可能性が高いため、今までどおり利用することが難しいといえます。
未納が原因で契約解除となった場合、その情報を他の携帯電話会社が共有することがあります。そのため、その情報を共有している会社での新たな契約は難しいといえます。
しかし、最近では情報を共有しない通信事業者も設立されていますので、そのような会社と契約をおこなえば、携帯電話を引き続き使用できる場合があります。
司法書士 廣川祐司